設立趣意
作業療法の普及・発展を図る関連制度の改善を目的として、大阪府作業療法士連盟を立ち上げました。作業療法が広く国民の健康的な生活の維持・向上に寄与することを踏まえ、作業療法を府民に広く行き渡せるように振興し、もって府民の健康の推進を図ってまいります。具体的には、一般社団法人大阪府作業療法士会の活動と連携・協力を図り、作業療法をはじめとするリハビリテーション医療の発展とリハビリテーションサービスの充実を目指す関連制度の成立を果たすための活動を実行し、さらには作業療法士全体の社会的地位向上のために取り組んでまいります。
作業療法は目の前の対象者の幸せな人生の創造のために、意味ある活動を共に探し、共に歩もうとする理念や技術と重なり合います。その人の生活を支え、人生を支える作業療法は、生活を科学的に捉え解釈し、QOL の向上実現のプログラムを実施する仕事であり人間生活には欠かせない専門職種です。超高齢社会に向けて地域・在宅でのサービスのニーズは右肩上がりが予想され、新たな OT の展開の必要性を強く感じられます。この価値ある作業療法を国民に提供し続けることができる世の中を創るためには、立法の場へ対象者、また、我々の声もしっかり届けることが不可欠です。
法治国家においては、国民の仕事と生活を守る法律を決めているのは政治です。それを実現できる法案を作っているのは政治家です。まず、我々の要望を聞き入れ、法案に繋げてくれる政治家を選ばなければなりません。対象者へのサービスの充実はもとより、より良いサービスを届けることができるように政治からのアプローチも必要です。日々の業務での活動は困難ですが、作業療法士の総意をまとめることは大変重要と考えています。大きな社会のうねりに巻き込まれることがないように、地に足を付けた活動を目指してまいります。是非、作業療法士皆様のご支援を賜りますようにお願いいたします。
市や府などの行政はそれぞれの議会により決定されます。行政を動かしたければまず議会に働きかける必要があります。議会とは議員により構成されています。その議員を決めるのは府民による選挙です。したがって、府民の意見を一番気にしているのは議員であり、議員をとおして行政が動くのです。府民のためになる意見や、提案は、すべてその代表である議員を通して実現されるのです。したがって、大阪府作業療法士連盟は、この意味において「政治的」に動き、作業療法をはじめとするリハビリテーション医療の発展とリハビリテーションサービスの充実を目指す関連制度の成立を果たすための活動を実行し、作業療法・作業療法士の地位の向上や認知度を日本の社会で高めるよう活動していくことを目指します。
これからは一人一人の作業療法士が自分たちの仕事と生活を守るという気概と覚悟がいる時代に入ってきました。私たちの生活を守るのは、他でもない私たち“作業療法士自身”なのです。自分達の職能は自分達で守らねばなりません。各自が直接政治に関わることはできませんが、関わる人間を送り出すことはできます。対象者・作業療法士の思いを代弁し、政治にかかわる代表者を送り込むことはできます。政治に関心を持ち、一致団結して利用者の声を実現するために、作業療法の普及・発展を実現するために、立法に関わる議員を作るために皆様の力を貸してください。いろいろな情報発信する大阪府作業療法士連盟に関心を持ち是非、入会してください。より多くの賛同者が得られることを期待しています。
大阪府作業療法士連盟 会長 長辻 永喜
役員一覧
会長
- 長辻 永喜
副会長
- 古志 康則
- 江頭 大介
幹事
- 関本 充史
- 廣田 隆
- 鎌田 大啓
- 田丸 佳希
- 横山 由梨子
- 野崎 健
- 八亀 美和
- 中山 靖子
- 藤原 太郎
- 河合 英紀
監事
- 辻岡 勝志
- 石山 満夫